ありえない薄さの有田焼グラス「やま平窯元のエッグシェルシリーズ」

日本の磁器の故郷、有田焼とは?
有田焼は1616年、朝鮮から渡ってきた陶工・李参平が泉山の地で上質なカオリンを含む白磁鉱を発見したことにより、“日本磁器発祥の地” として歴史をスタートさせました。創業まもない1650 年代には、オランダの東インド会社を通じてヨーロッパへの輸出が始まり、それは江戸から明治へと続きます。その独特の様式美は、世界に鳴り響き、日本の朝廷や幕府へも献上され、その揺るぎない地位は現在も変わることがありません。
幻の器と呼ばれた“卵殻手”を復活
1830年代に入ってから輸出された有田焼の製品に、卵の殻のように薄く、しかも丈夫な “卵殻手(らんかくで)” といわれる磁器がありました。海外からは “エッグシェル”と呼ばれ、その美しさと技術力の高さで賞賛を受けました。
その後、明治初期まで輸出が続きましたが、世界大戦の勃発により輸出も減退し、世情も不安定となり、ついには生産されなくなりました。 その製法は極秘とされており、高い技術力が要だったため、“幻の器”となっていました。その“卵殻手”を現代に復活させたのが「やま平窯元(やまへいかまもと)」です。磁器特有の透過性をさらに追求し、陶土にも改良を加え、独自の成形方法とのベストバランスを見つけることによって量産が可能になりました。そうして誕生したのがやま平窯の“エッグシェルシリーズ”なのです。
その後、明治初期まで輸出が続きましたが、世界大戦の勃発により輸出も減退し、世情も不安定となり、ついには生産されなくなりました。 その製法は極秘とされており、高い技術力が要だったため、“幻の器”となっていました。その“卵殻手”を現代に復活させたのが「やま平窯元(やまへいかまもと)」です。磁器特有の透過性をさらに追求し、陶土にも改良を加え、独自の成形方法とのベストバランスを見つけることによって量産が可能になりました。そうして誕生したのがやま平窯の“エッグシェルシリーズ”なのです。

薄さと軽さのなかに、日常使いに耐える丈夫さをプラス
製品を手にとって驚くのは、その薄さと軽さです。サイズにもよりますが、100グラムに満たないその軽さは、驚くほど。手にした時のふんわりとした柔らかさと、口当たりの良さをぜひご自身で感じていただきたい製品です。色のある液体を注げば、グラスの内面がほんのり透けて見え、食卓にも彩りがプラスされます。薄くて軽い“エッグシェル”ですが、1300度の高温で13時間しっかりと時間をかけて焼き締めていて、見ためよりも丈夫にできています。丁寧に扱えば食洗機を使用できるのも嬉しいところ。


窯元のご夫婦が、<自分たちが使って心地良い器><新しいライフスタイルにも合う機能を持った器><使い手が本当に新しい価値を体験できる器>を目標に作り上げたものです。有田焼の伝統を受け継ぎながらも現代の日本のライフスタイルにマッチするこの製品は、日々の暮らしに彩りを与えてくれるでしょう。そして、ギフトとしてもご利用頂けるよう、オリジナルパッケージも準備されています。一度手に取っていただければ、その使い勝手にご満足いただけることと思います。