木工轆轤が持つ柔らかな木の風合い×工業製品が持つ高い性能「MokuNejiのCOFFEE MILL」


工芸 Crafts × 工業 Products
高い木工轆轤(ろくろ)の技術と精緻なねじ切りの技術とを組み合わせ、「工芸」×「工業」の新しい可能性にチャレンジするプロダクトシリーズ、それがMokuNejiです。MokuNejiの生まれた石川県には輪島・山中・金沢という3つの漆器産地があり、古くから漆器生産が盛んな土地でした。特に山中漆器は「木地の山中」と称され、木地(漆を塗るための素材として削る木)の生産について量・質共に高い評価を受けています。
本シリーズと老舗コーヒー機器メーカーとのコラボレーションから生まれたのがこちらのCOFFEE MILLです。


手に馴染むフォルムと素材
こちらのミルの特徴で特筆すべきは見た目の美しさ。天然木のケヤキを使用し重厚感がありながらも、中心に向かいながら滑らかにくびれるそのフォルムはどこか繊細で、より一層木目の美しさを際立たせています。こうしたプロポーションや木目の美しさこそ、木工轆轤・山中漆器の職人のなせる技です。
このような美しく印象的な木目を引き出しているのは、山中漆器最大の特徴ともいえる「縦木取り」。縦木取りとは、木が育つ方向に逆らわず垂直に木取りする方法です。横座式と言われる縦木取りに適した形状の轆轤を用い木地を取り、それを使用し作り上げる作品は歪みが出にくく、衝撃に強くなります。金属は機械で削れば綺麗な表面ができあがりますが、木材は硬さや木目の流れがあるためそうはいきません。機械にも勝る繊細な作業が要求される、究極の職人芸ともいえるでしょう。
そうそう、底の縁にも一工夫。よく見ると、上に向かって滑らかに面取りがなされ、ぬくもりのあるデザインにスタイリッシュな印象がプラスされています。シンプルに見える形状の中にも計算され尽くした職人芸と美しさが詰まっているのです。


木と会話して「ねじを切る」
プロダクト名にも冠する本体中心のねじ(接合部分)はこだわりの部分です。
挽いたコーヒーの粉を取り出すには本体中央の「ねじ」部分をさっと半回転。「三条ねじ構造」となっており、軽くワンタッチで開閉が可能です。
実はこの構造、数ある木地技術の中でも特に難しいとされる「ねじ切り」(ねじ挽き)の技術が活かされています。二つの木筒に雄と雌のねじ山を切り、接合する方法です。木を知り尽くし、木と会話し、それを活かしながら一つひとつ工程を重ねていってようやくできあがる、手間と卓越した職人の技がここに生きているように感じます。


珈琲の香りに乗せて贅沢な時間を
「電動のミルはその熱がコーヒーの風味や香りを損ねてしまう原因と言われることがありますが、こちらのミルは手動式のため摩擦熱が少なく、そのおいしい香りまでを大切に扱うことができます。
長めに設計された可愛らしい取っ手。それをくるくると回すことにより、豆を挽く音、徐々に部屋に漂い充満するコーヒーの香り、そしてゆったりとした時間まで楽しむことができそうです。用途に合わせて、細挽き、粗挽きなど無段階で調整が可能なのも嬉しいポイントですね。

ちょっぴり早起きしたお休みの日、コーヒーの芳ばしい香りを楽しみながらゆったりとした幸せな時間を過ごしてみませんか。






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