2018/05/30

    不可能と言われた組み合わせ「百色-hyakushikiの“美しく、誠実で、ドキドキさせる漆硝子”」

    木曽漆器の伝統と革新

    木曽漆器は、長野県木曽地方で400年以上も続いてきた歴史ある伝統工芸品です。江戸時代、江戸と京都を結び発達した中山道に多くの旅人が往来し、木曽漆器は土産物として全国へ知れ渡るようになりました。高度経済成長期には座卓、棚物など、木曽漆器製品の需要がさらに高まりました。家庭には日常の道具として、旅館などには高級調度品としても取り入れられるようになり、日本人にとってまさになくてはならない存在となりました。しかし1990年代以降は、生活スタイルの大きな変化により漆器産業の発展にかげりが見られるようになりました。


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    そんな中、今新たに、現代の生活様式にあう斬新な漆器製品づくりの取り組みが広がろうとしています。その最前線をひた走るのが、今回ご紹介する「百色-hyakushiki」シリーズを手がける丸嘉小坂漆器店です。


    不可能を可能にした“漆×ガラス”

    丸嘉小坂漆器店は1994年に不可能とも言われていた漆とガラスのマッチングに成功し、「すいとうよ」シリーズを発売開始。漆とガラスどちらの美しさも失わない、新たな漆器の魅力を打ち出しました。この成功を受け、2013年には装いを新たに「百色-hyakushiki」シリーズを発表。“美しく、誠実で、ドキドキさせる漆硝子”をコンセプトに、「漆」らしさを、使いやすく楽しいものに昇華させた漆硝子を提案しています。

    「百色-hyakushiki」というブランド名は、万華鏡を意味する「百色眼鏡」という言葉からつけられました。その名の通り色彩豊かでひときわ目を楽しませてくれる食器の数々。デザイナーとコラボレーションすることで、日本の美意識、漆塗りの文化を継承しながらも、おしゃれでずっと見ていたくなるデザインを実現しました。

    また、美しさはもちろんのこと、日常的に幅広い用途で使用できる実用性と耐久性もその魅力です。中性洗剤でのスポンジ洗浄も可能なため、普段の食卓で日常的に使用できます。また、一部製品を除いて、漆が塗られているのは器の外側のみで、内側はガラス面となっているので、金属製カトラリーの使用や油ものの盛り付けにも気を遣う必要がありません。

    手入れや扱い方がわかりにくく敬遠されがちだった漆器のイメージを覆し、利用シーンを大きく広げるテーブルウェアとなりました。


    ポップな柄がかわいい「洒落-schale 豆平皿」

    「百色-hyakushiki」シリーズの「洒落-schale 豆平皿」は生き生きと培養される細胞からインスピレーションを受けて作られた、ポップなドット柄が特徴的な小皿です。 ちょっとしたおつまみやお漬物、小さなお菓子を盛りつけてもかわいらしいですし、WAYOでセット販売しているケヤキ製の蓋を使えば、アクセサリーなど雑貨の保管にも便利です。どんな組み合わせや使い方があるか考えるのも楽しみですね。


    洒落-schale 豆平皿(白・中丸)/蓋(ケヤキ)


    洒落-schale 豆平皿(黒・中丸)/蓋(ケヤキ黒摺)


    繊細な美意識を大胆に表現「千重菊-senjugiku 薄作りボウル」

    薄づくりのガラスボウルに漆で描かれた大胆な菊が魅惑的な「千重菊-senjugiku 薄作りボウル」。ガラスを通して映し出される漆の影に、日本の美意識である儚さと懐かしさを感じさせます。 ゼリーや寒天、あんみつ、フルーツなどを盛りつけても良いですね。和洋食問わず活躍してくれそうです。

    左:千重菊-senjugiku 薄作りボウル M(朱)、右:千重菊-senjugiku 薄作りボウル S(朱)

    手前:千重菊-senjugiku 薄作りボウル S(朱)、奥:千重菊-senjugiku 薄作りボウル M(朱)


    今にも開花しそうな「蕾-tsubomi」シリーズ

    「蕾-tsubomi」シリーズはガラス外側に職人の手仕事による色彩豊かな線が幾重にも丁寧に塗り描かれています。今にも開花しそうな蕾のフォルムが手にしっくりと馴染みます。「蕾-tsubomi 盃」の一点ずつ表情の違う模様は使うほどに愛着がわいてきて、いつまでも眺めていたい気分にさせてくれます。

    蕾-tsubomi 盃・線(赤・青セット)


    「蕾-tsubomi クリスタルボウル」はその線のさらに外側に漆を纏わせています。持つ手には漆の滑らかな存在感がダイレクトに伝わり、器の内側からはガラス越しに伝統で磨かれた日本の技を堪能することができます。漆の温かさとガラスのクールさが共存し、なんとも贅沢な気分にさせてくれます。 同シリーズでペアの贈り物としても喜ばれそうです。


    左から 蕾-tsubomi クリスタルボウル 黒青、黒赤、白青、白赤

    左から 蕾-tsubomi クリスタルボウル 白青、白赤、黒赤、黒青


    ほろ酔いの夜にぴったり。ゆらゆらと揺れる「揺花-yuraka タンブラー」

    「揺花-yuraka タンブラー」はコロンとした丸みのあるタンブラーで、可愛らしくゆらゆらと揺れるのが特徴です。漆の部分が滑り止めの効果にもなるので、揺れていてもしっかりとしたホールド感があります。決して地味ではない独特な色のグラデーションながら落ち着きを感じさせるのも、漆ならではでしょうか。内面底部にはしべがひっそりと隠れています。見つけると一日が幸せになりそうです。


    左:揺花-yuraka タンブラー(朱紫)、右:揺花-yuraka タンブラー(藍朱)


    色ガラスにない色合い、漆器にない華やかさ。ガラスと漆の縁を結び、融合させ、新しい可能性を見出した丸嘉小坂漆器店「百色-hyakushiki」は、漆製品の新たな定番として確立してゆく勢いを感じます。色々な出会いの縁結びが出来ますように、そしてそのご縁が続きますように、不可能を可能にした漆硝子のテーブルウェアを自由なスタイルでお楽しみください。


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