2018/04/17

    春の陽光の下で広げたい「輪島キリモトの弁当箱」

    江戸時代から続く老舗 輪島塗の総合プロデューサー

    「輪島キリモト」は江戸時代後期から輪島漆器の製造販売を営んでいます。昭和の初めには木を刳る(くる)ことを得意とする「朴木地屋」に転業、高度経済成長の時期には和洋室家具全般までも手がけるようになりました。7代目桐本泰一氏は大学でデザインを学び、企業でオフィスプランニングを経験した後、輪島へ帰郷。木地業の修行を経て現在では造形、デザイン、監修までこなし、かつては個々の塗師屋で行う事が主流だった「輪島塗」の製造工程をトータルプロデュースしています。また若手職人、デザイナー達と共に生産者側から提案する製品制作にも力を入れ、現代の日常生活において「漆」と「木」がより身近になるために様々な取り組みをしています。


    箸:手前から 「蒔地楕円箸」赤口朱 , 「蒔地楕円箸」
    弁当箱:左「ひさご型 弁当箱」拭漆ベンガラ ,
    「あすなろのBENTO-BAKO」深型・浅型・蓋一枚の二段セット


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    ヒノキの香りと美しさ

    「あすなろのBENTO-BAKO」は長年寝かし、乾燥させたヒノキアスナロを使用しています。この木材は殺菌作用にも優れていることで良く知られていますが、なんと言ってもこの特有の清々しい香りが私たちの心を癒してくれます。表面にはガラス塗料を使用しています。木地に深く浸透し、汚れが付きにくく、劣化を防ぐという効果があります。環境にも人にも優しいところがさらに嬉しいですね。しかも木の呼吸を妨げないので、木目の持つ美しさはそのままに、風合いが保たれるのも特徴です。優しい白木の色合いは食材をより爽やかに演出してくれます。


    「あすなろのBENTO-BAKO」
    浅型

    取り外し可能な仕切りが1枚付いていますので、ごはんとおかずを分けてお弁当箱として使用するのはもちろん、浅型と深型を重ねる事もできます。何段か重ねて重箱のようにすることも可能ですので使い方は自由自在です。ご家庭の毎日の食卓でもちょっとしたお惣菜を盛りつけたら、料亭風のおもてなしにもなりそうですね。また蓋を裏返してお寿司やおつまみなどを盛りつけたり、取り皿として使うこともできそうです。


    「あすなろのBENTO-BAKO」浅型 , 右「あすなろのBENTO-BAKO」深型

    角の部分は丁寧に面取りが施され、安全で繊細かの木で留められており強度が増すだけでなく、デザインのポイントにもなっていて、見た目も耐久性も使い勝手も、細部にまでこだわる高度な職人技とおもいやりが感じられます。

    100以上の工程すべてが手作業 日常でこそ真価を発揮する漆


    「蒔地楕円箸」赤口朱 , 「ひさご型 弁当箱」拭漆ベンガラ

    「ひさご型 弁当箱」拭漆ベンガラは、「楽しい形で飽きないものを、丈夫で抗菌作用もある安心安全な漆で」をテーマに作られています。朴の木の塊を刳りだして作られており、細部の加工が難しく、確かな技術がある職人だからこそできる商品です。輪島キリモトの「拭き漆技法」は、完成した木地をさらに丁寧に紙やすりで磨き、漆を塗り、布を使って木目に擦り込むように拭き取り乾かします。それを五回繰り返します。このなめらかな肌ざわりは、多くのプロフェッショナルの技術がひとつになって完成されているんですね。


    「ひさご型 弁当箱」拭漆ベンガラ

    日本では馴染み深い色のベンガラは深みのある落ち着いた朱色で温かみを感じさせてくれ、より一層、食欲がわいてきます。拭漆の仕上がりのレトロな感じがまた可愛らしいです。お弁当箱としてだけでなく来客時にはお菓子などを入れたりと、日常の様々なシーンで活用したいですね。


    手にしっくりとなじむ楕円形の箸


    左から「蒔地楕円箸」黒 , 「蒔地楕円箸」赤口朱

    「蒔地楕円箸」は「漆」との馴染みが良い輪島産のヒノキアスナロを使用しています。かつては輪島地方で主流だった楕円形の箸ですが、三つのカンナを駆使し手作業で削るため制作に大変時間がかかり、今ではなかなかお目にかかれない珍しい形となりました。実際に使ってみると持ちやすく、手にしっくりと馴染みます。さらに表面は「輪島キリモト」独自の蒔地仕上げを施しているため、傷が付きにくく、滑りにくいのが特徴です。


    手前から「あすなろのBENTO-BAKO」浅型 ,
    「あすなろのBENTO-BAKO」深型 , 「ひさご型 弁当箱」拭漆ベンガラ


    左手前から時計回りに「ひさご型 弁当箱」拭漆ベンガラ , 「蒔地楕円箸」黒 ,
    「あすなろのBENTO-BAKO」浅型 , 「蒔地楕円箸」赤口朱

    使い手の声を聞き、今の暮らしに寄り添い、少しでも多くの人々に「漆」と「木」の素晴らしさを知ってもらい、使ってもらえるものを創りたい。それが「輪島キリモト」のものづくりの原点です。一人ひとりの職人が使う人への想いをもって、それを次の職人へと託していきます。職人の想いを繋いで作られた「輪島キリモト」の「想う漆」をお届けいたします。


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